2021年国内トップジュニアテニス選手の進路まとめ

2021年 / 2020年

男子

三井駿介テネシー大学
19年:全日本ジュニアU18 準優勝
18年:世界スーパージュニア(複) 優勝
ITFジュニア:6位
末岡大和プロ
ジュニアデ杯日本代表優勝メンバー
ITFジュニア:55位
吉村大生プロ
ITFジュニア:156位
磯村志
ジュニアデ杯日本代表優勝メンバー
19年:全日本ジュニアU16 優勝
ITFジュニア:28位

(注:ITFジュニアランクはキャリアハイ)

男子の世代NO.1選手は、三井駿介(相生学院高校/アクトTC)。小学生二冠から始まり、国内の各年代の大会で数多く優勝。海外では、ITFジュニアで一桁台という自己最高のランクを記録した。18年には、国内最高峰の世界スーパージュニアで池田朋弥(現:早稲田大)とペアを組みダブルスで優勝を果たしている。各グランドスラムジュニアにも出場した三井ではあるが、プロではなくアメリカの大学を選んだ。

プロに転向するのは、13歳でアメリカのIMGアカデミーに渡った吉村と、ジュニアデ杯優勝メンバーである末岡の二名。

末岡と同じくジュニアデ杯優勝メンバーである磯村は、この3月に高校卒業する年齢ではあるが、早生まれのため、もう一年活動できるGSジュニアに焦点を当ててITFジュニアの大会に現在は出場している。

女子

佐藤久真莉プロ
20年:全日本テニス選手権ベスト4
21年:ビリージーンキングカップ(旧:フェドカップ) 日本代表
川口夏実プロ
19年:ウインブルドンジュニア ベスト8
19年:全豪ジュニア(複) 優勝
ITFジュニア:5位
木本海夢夏シラキュース大学
19年:全日本ジュニアU18 準優勝
今村咲プロ
18年:全日本ジュニアU16 優勝
ITFジュニア:86位
新見小晴プロ
20年:全日本ジュニア選抜室内 優勝
ITFジュニア:222位
勝見幸璃プロ
ITFジュニア:187位

(注:ITFジュニアランクはキャリアハイ)

女子のこの世代を代表するのが、佐藤久真莉と川口夏実の二名。共にプロに転向する。
佐藤は、昨年の全日本テニス選手権で18歳ながらベスト4。今年4月に開催された、ビリージーンキングカップのウクライナ戦に日本代表として選ばれた。川口は、中学時代にアメリカに渡り、2019年全豪ジュニアのダブルスで優勝を果たした。

今シーズン唯一開催された国内ジュニア大会を優勝した新見や、18年の16歳以下のチャンピオンの今村らもプロに転向する。

おまけ:世界の同世代

ロレンツォ・ムセッティイタリア
21年ATPアカプルコ:ベスト4
ATPランキング:87位
レイラ・フェルナンデスカナダ
21年WTAモンレテイ:優勝
20年全仏オープン:3回戦
WTAランキング:72位
クララ・タウソンデンマーク
21年WTAリヨン:優勝
WTAランキング:96位
マルタ・コスチュクウクライナ
20年全米オープン:3回戦
WTAランキング:85位

(注:ATPランク,WTAランクは2021年4月時点)

同世代(2002年生まれ)の世界のトップ選手。

男子はイタリアのムセッティが2002年世代。GS本戦出場こそまだないもののの、ツアーでは結果を残している選手。
昨年のATPローマでは予選から勝ち上がり、ワウリンカや錦織圭に勝利し、一躍、名を上げた。今年3月のATPアカプルコでは、シュワルツマンやディミトロフと言ったトップ選手に勝利しベスト4という成績を残している。
ジュニアでは、2019年全豪ジュニアで優勝を果たしている。

女子のこの世代の現トップ選手。
3月のWTAリヨンでクララ・タウソンがツアー初優勝。二週間後のモンレテイでは続くようにレイラ・フェルナンデスもツアー初優勝。常に同世代のトップはGS本戦出場&ツアー初優勝という立ち位置にいる。
ジュニアでは、タウソンが2019年全豪ジュニアで優勝(なお、決勝の相手はフェルナンデス)、フェルナンデスは同じ年の全仏ジュニアで優勝している。タウソンは、2018年に世界スーパージュニアで来日して、圧倒的な強さで優勝している。
2018年に15歳で衝撃的な形で全豪オープンに登場したコスチュクも2002年生まれ世代。ジュニアでは、2017年の全豪ジュニアで14歳で優勝をしている。

2021年 / 2020年

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登録大会数3683、登録選手数2,376、登録結果数146,759