2020年国内トップジュニアテニス選手の進路まとめ
2021年 / 2020年
男子
藤原智也 | 慶應義塾大学 |
---|---|
19年 全日本ジュニアU18 優勝 19年 インターハイ 優勝 19年 全日本ジュニア選抜室内 優勝 ITFジュニア 120位 | |
齋藤惠佑 | プロ |
18年 世界スーパージュニア 優勝 19年 全仏ジュニア 3回戦 ITFジュニア 17位 |
|
山中太陽 | プロ |
17年 全日本ジュニアU16 優勝 ITFジュニア 75位 |
|
池田朋弥 | 早稲田大学 |
18年 世界スーパージュニア(複) 優勝 ITFジュニア 98位 |
|
高畑里玖 | 早稲田大学 |
19年 全日本ジュニアU18(複) 優勝 ITFジュニア 174位 |
(注:ITFジュニアランクはキャリアハイ)
男子のこの世代No.1は、東山高校の藤原智也。夏のインターハイと全日本ジュニアで二冠、冬の全日本ジュニア選抜室内も制して今季三冠と国内では敵なしの藤原は、プロではなく慶應義塾大学への進学を選ぶ。インカレでの活躍が楽しみだ。
男子でプロになるのは、齋藤と山中の二名。
齋藤惠佑は、18年に国内最高峰の世界スーパージュニアで優勝し一躍注目を集めた。サウスポー選手。小柄ながら鋭いショットが持ち味の選手だ。19年は全仏ジュニアで3回戦に進出、プロの下部ツアーも7大会に参加し現在のATPランクは1,158位。
ジュニア最終年度は海外を拠点にしつつITFジュニアで結果を残した山中もプロへ転向する。下部ツアーには8大会参加し、現在のATPランクは1,252位。
18年の世界スーパージュニアのダブルス優勝の池田朋弥、今季の全日本ジュニアのダブルス優勝の高畑里玖が王者早稲田大学へ進む。
女子
内島萌夏 | プロ |
---|---|
17年 全日本ジュニア 優勝 WTAランク 475位 |
|
坂詰姫野 | プロ |
18年 全日本ジュニア 優勝 WTAランク 630位 |
|
光崎楓奈 | プロ |
18年 世界スーパージュニア(複) 優勝 17年 全日本ジュニアU16 優勝 WTAランク 708位 |
|
川村茉那 | プロ |
18年 世界スーパージュニア(複) 優勝 WTAランク 826位 |
|
山口瑞希 | 関西学院大学 |
19年 全日本ジュニア優勝 | |
照井妃奈 | 筑波大学 |
19年 インターハイ優勝 |
(注:WTAランクは2020年3月時点)
この世代の女子トップ選手は、ジュニア年代ではあるが既にプロとして活動している。
17年に16歳ながら全日本ジュニアで国内ジュニアNo.1のタイトルを獲得した内島は、グランドスラムジュニアには出場するものの、その後の主軸はプロの下部ツアーへ。18年のITF岐阜8万ドルでは、準優勝を果たし注目を集めた。19年には、シングルスのITF1.5万ドルの大会で優勝、ダブルスでは19年から20年にかけてITF6万ドルの大会で3つのタイトルを獲得した。現在は、WTAランキング475位で、プロになった4名では最上位のランクである。
坂詰は18年に全日本ジュニアのタイトルを獲得後、ジュニアは卒業しプロの下部ツアーに本格的に移行。すぐに京都のITF1.5万ドルでシングルス初優勝を果たす。昨年もタイの1.5万ドルの大会で優勝し、現在シングルス2勝。WTAランクは630位につける。
18年の世界スーパージュニアのダブルスを制した川村、光崎の二人も、ジュニア最終年度はプロツアーへ移行するシーズンとなった。二人でペアを組んで出場した、ITF2.5万ドル、ITF1.5万ドルの大会で2勝している。
今季夏のビックトーナメントで優勝した、二人は大学へ進学する。インターハイを制した札幌啓成の照井は筑波大、全日本ジュニアを制した城南の山口は関西学院大学へ進学する。
おまけ:世界の同世代
ヤニック・シナー | イタリア |
---|---|
19年 ATPネクストジェン 優勝 19年 ATP250アントワープ ベスト4 ATPランク73位 |
|
アマンダ・アニシモバ | アメリカ |
19年 全仏オープン ベスト4 19年 WTAボゴタ 優勝 WTAランク28位 |
|
イガ・シフィオンテク | ポーランド |
19年 全仏オープン 4回戦 19年 WTAルガーノ 準優勝 WTAランク 49位 |
(注:ATPランク,WTAランクは2020年3月時点)
日本でいう2020年3月に高校を卒業する世代の世界のトップ選手。
男子では、2019年男子ツアーを一気に駆け上がったイタリアのヤニックシナーが2001年生まれである。年初533位からスタートし、ATPチャレンジャーズ3勝。全米でグランドスラムデビュー、10月のATPツアーアントワープではモンフィスに勝利するなどしてベスト4。若手が集うネクストジェンでは、決勝でデミノーを下して優勝。
なおITFジュニアでは目立った戦績は残していない。
女子では、昨年の全仏オープンでサバレンカやハレプなど世界トップレベルの選手を下しベスト4に進出したアニシモワが2001年生まれ。3月にはWTAボゴタでツアー初優勝も果たしている。
ジュニア時代には、2017年の全米オープンジュニアで優勝している。
昨年の全仏オープンで4回戦に進出したポーランドのイガ・シフィオンテクもこの世代のトップ選手の一人。2018年のウインブルドンジュニアで優勝している。
2021年 / 2020年
Junior Tennis Databaseはテニスの国内・ITFジュニアの主要大会の結果をまとめたサイトです。
登録大会数5638、登録選手数4,936、登録結果数216,550